
美容情報 ヘアサロン編 「髪の毛について」
ヘアサロン/髪の毛
長期に渡る毛髪の研究によると、頭髪の総数は約10万本で、1日の平均抜毛は80~100本位とされ、老化と共ににその数も増加することが観察されています。
頭髪の寿命は5~6年と計測され、眉毛の6ヶ月、体毛の3ヶ月に比べると長持ちする性質はありますが、老化と共に髪全体にも勢いがなくなり、毛周期が短くなって、抜毛も増加することになるわけです。
顕微鏡下の毛髪の断面を見ると、中心に髄質、周囲に皮質と呼ばれる組織があります。そしてさらにその周辺を取り囲むようにウロコ状に連なる毛子皮(キューティクル)といわれる組織があります。内部構造・成分は、毛細胞が変化した毛皮質が、毛軸に沿うように縦に繊維状につまっています。この繊維はケラチン(蛋白)が主成分で、マトリックスと呼んでいますが、これらは蛋白質の一種で固定されています。このケラチン分子の内部や分子間結合を薬品で切断すると、一旦バラバラになりますが、やがて再生し元に戻る性質があります。バラバラに分離された状態で髪に湾曲を与えておくと、結合位置が湾曲したまま再生することから人工的にウェーヴをつけることができます。これがパーマネントウェーヴの原理です。
毛髪は、それ1本で150㎏の重さを持ち上げることが出来るほど強靭ですが、貧血や栄養(蛋白質)不足が続くと、120~130㎏の重りで容易に切断されます。従って毛髪の若さを保つためには、栄養の摂り方や、長患いをしないように配慮する必要があるわけです。
一般に洗髪直後は、毛髪の水分量が50%にも達し、しなやかに見えますが、乾燥した空気中では、たちまち10%に落ち込むことが観測されています。
毛・毛の構造について
毛(体毛)
私たちの皮膚のほとんどすべての表面は毛でおおわれている。ただ、手掌、足底、口唇および陰部の一部だけに毛がない。
人体には、約130万~140万本のけが生えている。このうち、頭毛は、日本人の場合は約10万本とされている。
毛の形は、民族によって相当異なっている。日本人や中国人ではまっすぐな毛であり、西洋人では自然にウエーブしたり、あるいは波状にうねっている。黒人では毛は縮れている。まっすぐな毛を直毛、ウエーブしたものや波状にうねったものを、波状毛、縮れた毛を球状毛という。直毛の断面は、多くは円形であるが、波状毛や球状毛の断面は、その形がいろいろで、楕円形や三角形をしている。
毛の太さは場所によって異なり、最小0.005mmから最大0.2mmまであり、頭毛はおよそ0.1mmである。同じ頭毛でも、後頭部の毛は最も太く、頭頂部の毛は最も細い。また、女子の頭毛は男子より一般に太い。しかし、毛の太さは人種、年齢、性別などによっても違うし、からだの部位によって、あるいは同一部位であっても違う。一本の毛でも、その太さは先端から根元まで同じではない。
☆参考☆
毛の密度
毛の密度は個人差が著しく、また、同一人でも身体の部位によって相違がみられる。一般に、頭部が最も密度が大きく、その他の部位に比較して数倍以上の密度がある。一報告例によると、頭毛密度(日本人の場合)として、1cm2当たり頭頂部で 133~249本(平均199本)、前頭部で114~250本(平均183本)、後頭部で137~235本(平均172本)、側頭部106~217本(平均130本)と測定している。そして、全頭毛数を8.0~11.6万本(平均10.1万本)と計算しているが、日本人の場合は、全頭毛数を約10万本とするのが妥当であろう。
毛の形状
毛は、その形と走行に違いが認められる。その分類として、ここでは直毛、波状毛、球状毛の3種に区別しているが、この分類は頭毛の形状の分類として一般的にもちいられているものである。
日本人の頭毛の形状についての調査例によると、直毛がほとんどで92.0%、縮毛(波状毛)が5.7%、その中間の形状(中間毛)が2.3%であるという。毛の形状は、個人差がかなりみられるほか、人種的特長がある。
毛の太さ(年齢的な相違による形態的変化)
毛の太さは一様に、生後数年で急激に増大するが、その後はそれほど著しい変化がなく、14歳ごろまでに変化がとまり、それ以後はほとんど変わらないといわれている。なお、この年齢的な変化については、下の毛の型と毛の成長周期で、詳しく説明します。
毛の構造
一本の毛は、その部位によって次の名称がつけられている。皮膚表面に出ている部分を毛幹、皮膚の内部にある部分を毛根という。毛根の下端はフラスコ状にふくらんでいるが、この部分を毛球とよぶ。毛球の中心部にはほぼ球状の凹みがあり、その下部から真皮がはいり込み、毛の栄養をつかさどる血管や神経がきている。ここを毛乳頭という。毛球の毛乳頭に接するとことを、特に毛母(旧名:毛母基)といい、細胞の分裂繁殖が盛んで新しい毛の細胞がつくられている。また、この部分には、メラニンをつくる多数の色素細胞がみられ、これが毛に色を与えている。
脱色
ヘア・ブリーチ剤によって頭毛が脱色されるのは、メラニン色素があるかり、酸、酸化剤あるいは還元剤などを含むヘア・ブリーチ剤により、黒色メラニンが無色のメラニンに変化するためである。たとえば、過酸化水素水にアンモニア水を加えたブリーチ剤を用いると、そのとき発生する酸素の酸化力でメラニンが酸化されて、無色のメラニンに変化する。
このように、脱色された毛はメラニンが化学変化を受けるだけではなく、毛のケラチンも化学変化を受けるので、乾燥しやすく、毛がもろくなる。そのため、毛の脱色を続けて行うことは毛のためにはよいことではない。また、脱色した毛にコールド・ウェーブをかけると、毛が切れたり傷んでしまう場合が多い。これは、ケラチンが脱色剤のために変性しているために、けがコールド・ウェーブの第1液の作用を受けやすいからである。したがって、脱色した毛にパーマネント・ウェーブをかける場合は、少なくとも脱色後1週間くらいたってから行う必要がある。
☆参考☆
毛の色調
毛の色は、毛の毛皮質および毛髄質の中にあるメラニン色素の多少やその状態、気泡などによって違ってくる。毛には、黒色、黒褐色、褐色、淡褐色、ブロンド、赤色、灰白色、白色などの種々の色調がある。この色調を測定するためには、フィッシャー氏比毛計(30色)が用いられるが、中間色を測定する場合に主観が加わってくるきらいがあり、今日では、光電色沢計が応用されている。美容において、皮膚の色調を毛の色調の調和をはかることは大切であり、計算された調和を生み出すためには、光電色沢計などの利用が望ましい。
色の色調とともに、光沢性も問題になるが、毛の光沢性は、毛小皮の形状やその間に含まれる気泡の量に関係する。硬毛では光の反射が妨げられることが少ないので、光沢性がある。しかし、毳毛では反射光が散乱するので、鈍い光沢となる。また、湿った毛が濃色に見えるのは、毛小皮中の気泡が押し出されるためであり、乾いた毛が明調になるのは毛小皮の反射率が高まるからである。
毛の色調は年齢とともに濃くなるが、それもほぼ10~20歳で色調が固定すると言われている。
毛の型と毛の成長周期
毛は、胎児が5ヶ月頃になるとでき始めて、第1回のけが身体をおおうようになる。この毛はやわらかく毛髄質を欠き、頭毛と眉毛、睫毛(まつげ)のほかはメラニン色素も存在しない。この胎児に最初に生える毛を毳毛(ぜいもう)という。この後、毛は生涯を通じてたびたびはえかわり、また、毛の状態も変化してゆく。
すなわち、毛は絶えず成長を続けるものではなく、一定の期間成長を続けると、次に成長を停止し、やがて脱毛して、一定期間その状態にとどまり、再びそこに新しい毛を生じるということを繰り返している。これを、毛の生長周期よび、その生長している期間を生長期、生長の停止をしている期間を休止期という。なお、生長期から休止期の間に退行期とよばれる短い期間がある。
毛の生長周期の変化
硬毛になると、一般に毛の生長期が長くなる。その中で特に長いものを長毛、比較的短いものを短毛とよんでいる。
このうち、頭毛の生長期は最も長く、2~6年に及ぶが、中にはそれよりも長く25年の長期渡るものも少なくない。たとえば、頭毛の1日の生長を0.35mmとして計算すると、25年間生長を続けた場合は、頭毛は身長を超えることになる。なお、退行期は2週間、休止期は3~4ヶ月とされる。頭毛は生長期が長く、休止期が短いのが特徴である。
眉毛や鼻毛、耳毛は、老年になるとともにその生長期が長くなり、長い眉毛や鼻毛、耳毛を生じる。
毛の一日に成長する速度
1日の間に毛がどのくらい伸びるかという点について、最近の研究によると個人差や、また、個々の毛によって多少の相違があるが、平均すると頭毛は頭頂部では男子0.44mm、女子0.45mmと、やや女子が伸びるのが速い。
側頭部では男子の場合で0.39mmで、頭頂部の毛より個人差が強く、また、その生長速度は遅い。
ひげは1日0.27mm、胸毛は0.40mmである。毛をそってもその一日の生長速度に影響がなく、昼間と夜間とでも生長速度に差が見られない。また、女子では月経の周期によっても生長速度がかわることがない。したがって、生長期にある毛は、絶えず一定の割合で生長を続けていると考えられている。
健康な成人の頭毛では、85~90%が生長期で、1%が退行期、9~14%が休止期にあるとされる。頭毛以外の毛の生長期は短く、上肢、下肢、く幹の毛および眉毛、睫毛の生長期は6ヶ月以下である。そして、これらの毛は生長期と同じ長さの休止期をもっている。
人間では1本の毛ごとに、それぞれ独立して生長周期を繰り返しているので、その脱毛は目だたないが、動物ではからだのほとんどすべての毛が同じ周期で生長と脱毛を繰り返すので、毛がわりという現象がおこる。
理容所・美容所で頭毛をカットしたときには、どの毛もそろっているが、日がたつにつれて、長いものや短いものができて不ぞろいになってくる。これは、頭毛の中でも、その何パーセントかがすでに生長を停止しており、また、何パーセントかが脱毛の準備をしているために、生長途上の毛との不ぞろいができるのである。
休止期にはいった毛は、洗髪やブラッシングの際に容易に脱毛する。
毛の生長周期は、毛の疾患とも関係が深い。たとえば頭部白癬(シラクモ)の病原菌である白癬菌は、決して休止期の頭毛を侵さない。すなわち、休止期の頭毛は白癬菌に侵されず、生長期にあるものだけが侵される。
生長期の毛は、レントゲン線、全身病、薬品などの影響を受けやすい。
発熱性の全身病、たとえば腸チフスやしょう紅熱、または妊娠、精神的な過労などで強い脱毛を生じることがある。これはおもに頭毛の生長期にある毛だけに認められ、生長期の短いほかの部の毛に脱毛をみることはきわめてまれである。このように、ある毛は薬品や全身的な影響を受けやすい。
一般に、頭毛を何回もブラッシングすると毛が太くなり、生長もよくなるとか、頭毛にコテを当てると毛の生長に悪いとか、精神的な強いショックで一夜のうちに白髪になるといわれるが、これはいずれも科学的な根拠がない。
☆参考☆
休止期毛と成長期毛の特徴
休止期の毛は、毛小皮につやがなく、色素も少なくなっているので、外観からある程度わかる。また、洗髪やブラッシングで容易に脱毛し、脱毛した休止期毛の毛根を見ると、色素に乏しくかわいた白色の結節になっている。
成長期の毛は、抜けにくく、無理に抜けば痛く、毛小皮にはつやがあっていきいきしている。成長期毛の毛根は透明な物質で包まれており、幾分湿っぽく、粘着性があり、メラニン色素が多く黒く見える。
なお、女子頭毛の休止期にはいったための脱毛の3分の2は、15センチメートル以上であるといわれている。
毛の疾患について
白髪
白髪が出はじめるのは、大体40歳代で、絶えず進行していく。しかし、中には30歳代、あるいは20歳代に始まる人もあり、50歳を過ぎても白髪のない人もいる。つまり、白髪のできる年齢にはかなりの個人差がある。30歳位までにできる白髪を若白毛(ワカシラガ)と呼ぶこともある。白髪の発生には、遺伝が大きく役割を演じている。
白髪の原因は、毛の色素であるメラニンをつくる毛色素細胞の働きが衰えたり、なくなったりするためである。なぜ、白毛ができるのかその根本的な理由はまだよくわかっていないが、一種の老化現象である。また、強い精神的ストレスによって白毛化が促進されることもある。しかし、この場合はストレスを受けてから数ヶ月ないし年余にわたって白毛化が促進されるもので、一夜のうちに白毛化することはありえない。
頭部の白髪は側頭部から始まり、次第に頭頂部に広がり、後頭部の毛は最後に白髪となる。男子ではひげがまず白髪になることが多く、腋毛、陰毛は一般に最も遅く白くなってくる。いったん老化現象として白髪になると、これを黒くすることはできない。
白髪を黒くするには、毛を染めるよりほかに方法が無い。繊毛剤は一般に皮膚に無害であるが、ときにカブレを起こすことがある。繊毛剤によるカブレはアレルギーによるものが多いので、ある一定の化学構造をもった繊毛剤で一度かぶれた人は、同じ成分をもった繊毛剤を使ってはならない。しかし、化学構造の違った繊毛剤は使用できる。
☆参考☆
白髪について
白毛は毛母にある色素細胞がメラニンの生産を停止するために起こる現象で、徐々に白毛が生ずるものと、限局性に生ずるものと区別することもある。白毛は毛の形状や成長に異常があり、それに伴って起こる場合とがある。
1.老化現象としての白毛 老化現象による白毛の発生年齢には強い個人差がある。普通、こめかみの部分に数本の白毛があらわれ、次第に全頭、眉毛、陰毛、その他の毛に波及(物事の影響が波のようにだんだん他に伝わり広がること)する。子供の頃から既に白毛が生じはじめている人では、初老に達する頃には、全頭白毛になる可能性が強い。
白毛は遺伝関係が強く、白毛になる素質は優性遺伝する。したがって白毛になりやすい家系というものがある。
強い精神的ストレスによって白毛化が促進される。ストレスを受けてから数ヶ月ないし年余にわたって白毛化が促進されるので、瞬時に白毛化するということは医学的にあり得ない。いったん毛に沈着したメラニンは体内の影響を受けるということはないからである。
老化現象としてなぜ白毛化が起こるのか?その理由は明らかでないし、治療ないし予防についても、まだ信頼すべき方法がないといってよい。現在のところ、染毛剤(白毛染め)は唯一の美容的処置となっている。
2.症候的白毛 いろいろな疾患に際して二次的に白毛の生じることがある。急性熱性症、衰弱性全身病、栄養失調、脳下垂体あるいは甲状腺などの内分泌異常、内臓悪性腫瘍などで白毛化することがある。また、局所的要因としては放射線照射部位に白毛を生じ、尋常性白斑の病巣部に白毛を生じることが多い。円形脱毛症の毛再生時にもしばしば白毛をを生じる。
脱毛症
脱毛症とは、一般に頭毛が抜け落ちることをさしていうが、その他の部位の毛の脱落することも脱毛症とよばれる。先天的に毛の生えないものは、 無毛症 という。
脱毛症には、急性伝染病や物質代謝障害・内分泌障害などに伴って全身的に起こるものと、主に頭毛に限って見られるものがある。その原因となっている病気を治せるものでは、病気の回復とともに次第に発毛してくるが、原因不明、または原因を取り除くことのできないもの、あるいは皮膚の瘢痕萎縮したものでは治療しにくい。
男性はげ
かつて粃糠性脱毛症・壮年脱毛症(ワカハゲ)・老人性ハゲといわれていたものを、一括して男性ハゲと呼んでいる。これは男性だけに見られるハゲだからである。このハゲ方には特徴があって、額からはげあがるもの、頭頂部からはげるものなどがある。後頭部から始まるものはない。強く進行したものは、全頭部がつるつるにはげあがる。
このようなハゲは、女性には殆ど見られない。ただ、更年期以後の女性には、時たまこのようなハゲの傾向を示すものもある。
現在、男性ホルモンが男性ハゲを発生させる有力な原因とされている。しかし、男性ホルモンの多い人がみんなはげるわけではなく、頭の皮膚が、男性ホルモンの影響を受けやすいかどうかの性質に大きな関係がある。この頭の皮膚がホルモンの影響を受けやすいかどうかの性質は、遺伝的なもので、 したがって、同じ家系の男性にハゲの人が多く見られることになる。またこのハゲができるのには年齢が関係し、一定の年齢になってはじめてはげ始める。この年齢は人ごとに異なっていて、早いものでは20歳代からはげ始める。一般には40歳代から始まることが多く、年齢とともに徐々に進行する。そのためハゲはひとつの老化現象と考えられている。
このほか、男性ハゲの原因として、頭の皮膚が緊張するためだとする説、頭毛の生えている部分の皮膚を支配している神経が侵されるためだという説などがあるが、確かなことは判明していない。
男性ハゲの発生と進行を、完全に予防したり、阻止したり、はげた部分に発毛させることは現在の医学ではできない。しかし、次のような手当で、ある程度はその進行を阻止したり、一部に毛を生やすことができることもある。
まず、フケ症の手当を行う。男性ハゲはしばしばフケ症が最初に起こって、これがひどくなると一層脱毛を促進させるので、中性石鹸によるシャンプーを行い、その後にレゾルシン (Reosorsinol) 等を含んだ養毛料を使用するようにする。日光光線は、フケ症にも脱毛症にも有効であるから、頭部をなるべく日光に当てるようにし、ビタミンB2の多い食事、あるいは内服などを行うようにする。
円形脱毛症(タイワンハゲ)
頭毛が何の自覚症状もなく突然、円形、楕円形に脱毛し、はげた部分の皮膚には発赤やかゆみなどがない。しかし、まれにはかゆみを伴っているものもあり、漠然とした不快感があったり、ハゲの部分が周囲に比べて感じが鈍ったりすることもある。またはげが徐々に始まり、次第に丸いハゲになるものもある。その拡大は2~3週間で停止するものもあり、どんどん進んで頭毛全部なくなってしまうものもある。
また、ハゲの数も1個にとどまらないで、多数みられることもある。また、次々にできたハゲが隣のハゲとつながって不規則な形となったり、あるいはまた、頭全体にハゲがたくさんできて、頭毛の生えている部分がわずかに島のように取り残されたりすることもある。
ハゲが広がっていくときはハゲの周囲の毛は、軽く引っ張るか擦ると、簡単に抜けてくる。抜けてきた毛を観察すると、正常の毛を無理に引き抜いた場合と違って、毛球部が細く刷毛のようになっている。これは毛根が萎縮したためである。
以前はこの病気が伝染するといわれ、その伝染説を主張する人もいたが、今日では伝染しないことが明らかにされている。しかし、その原因はまだはっきりわかっていない。再発しやすいが気長く治療すれば大部分のものは治癒する。広い範囲に脱毛したときはカツラをつけるようにすると、精神的な苦痛を救うことができる。
結髪性脱毛症
これは日本髪を長年結ってきた人の頭頂部、ときに側頭部、前髪の部分にできるハゲである。結髪によって絶えずこの部分の毛根を引っ張るため、次第に毛根が萎縮して脱毛が起こったものである。しかし、最近では日本髪を結う人が少なくなって、この種のハゲは少なく、わずかに老人に見られるに過ぎない。
多毛症
普通に硬毛が見られない部分、すなわち上肢や下肢・胸部・下腹部、女子ではひげなどが正常以上に著しく生えている状態が多毛症である。男子では第2次性徴として、ひげとともに、これらの部分をに硬毛の発生を見るのが普通であるのであまり問題にならない。従って多毛症は、女子においてのみ問題となる。多毛症となるのは遺伝的な関係と男性ホルモンの刺激によるもので、その程度の低いものはその人の遺伝的な体質と考えてよく、問題とする必要はないが、その程度の高いものは、脳下垂体や副腎皮質の機能亢進によることが多いことから、医師の診断を受ける必要がある。つまり、女性の男性化の一特徴として多毛症が見られることになる。多毛が美容を害するときは、次のいずれかの方法で処置するとよい。
① 電気分解法または電気凝固法で、1本1本抜く。この方法を行うと、永久にその部分に毛が生えてこないが、時間と費用がかかり、時には瘢痕を残すことがあるので、顔面の脱毛にはこの方法が行えない。
② レントゲンによる脱毛は、ある程度危険があるので、一般に行われていない。
③ 脱毛クリームによる脱毛は、正確には脱毛ではなく、毛を皮膚の高さで切るのであるが、使用が容易で、しかも手早く脱毛できるため一般に広く用いられている。しかし、日がたつにつれてまた発毛してくる欠点がある。脱毛クリームは皮膚を刺激するので、皮膚疾患のあるときは使用を避ける。脱毛クリームには、硫化バリウム、硫化ナトリウム、チオグリコール酸カルシウムなどを含んだクリームが用いられる。
④ 脱毛ワックスは、毛を引き抜く方法でワックスを塗り、それが乾燥してから毛流と逆方向に強引に引っ張って毛を抜く。
⑤ 毛を漂白する方法は、手足の比較的柔らかい毛や顔のムダ毛に用いられる。つまり、硬毛中のメラニンを脱色させる方法で、茶さじ2杯くらいの過酸化水素に、アンモニア水4滴をたらしたものを面に湿して、硬毛のある部分に10~20分間くらい当てておく。メラニンが酸化され硬毛があまり目立たなくなる。
⑥ 以上のほか、毛抜きで1本1本抜毛する方法、かみそりを用いて剃る方法などがある。
その他の毛の疾患
1.連珠毛 毛のところどころが一定の間隔を置いて、数珠玉を繋いだようにふくれて結節と結節の間でくびれたようになって、その部分から切れやすい。このため、せいぜい7~8㎜くらいにしか伸びない。連珠毛は先天的な疾患で、治療は困難であるが、10%のサリチル酸ワセリンを塗って、毛包周囲の角質を柔らかくする方法がある。
2.結節性裂毛症 毛に灰白色の小さなくびれができ、この部位から毛が折れるもので、連珠毛と同じように、数珠玉を繋いだように見える。しかし、これを拡大して見ると、膨れて見える部分は毛が毛筆状に裂けていることがわかる。主に男子のひげにみられる。
3.毛髪縦裂症 頭毛の先端が、何本にも縦に裂ける病気で女性に多い。頭毛に油成分が欠乏して起こるものであるから、頭毛を乾燥させすぎたり、カットの後ですぐにパーマネント・ソリューションを使用することは避けるようにした方が良い。治療には、ツバキ油その他の油性の養毛料を使用するとよい。
4.結毛症 毛幹に灰白色の小さな結節ができ、その部分から毛が折れる病気である。これは頭毛の中央にできやすく、たまにはひげなどに起こることがある。
5.縮毛(チヂレケ) 毛が縮れたもので、光沢が少なく成長しない。しばしば遺伝する。人種によっては、縮毛が正常な場合がある。根治療法がないので、一時的には油性の整髪料を塗布する。
6.白輪毛 頭毛が、黒白のだんだらを呈するもの。しかし、その原因はわかっていないので治療の方法もない。
7.黄菌毛 腋毛に褐色のさや状の付着物を生じる病気で伝染する。一種のカビが寄生することによって起こる。夏など発汗の多いときにひどくなり、汗のためにその色素がしみて、シャツに染まることがある。石鹸でよく洗い、腋窩を常に清潔に保つとよい。
8.砂毛 女子の頭毛に発生するもので、毛幹に1~数個の紡錘状の、灰白色の砂のような小結節がくっついて毛を包む。砂毛菌という糸状菌の寄生によって起こり、伝染する。カリ石鹸で洗い、チアントールなどの硫黄剤を塗布するとよい。
9.抜毛癖 トリコチロマニーともいわれ、ヒステリーや神経症の人に見られる。このような人は一定の場所の毛をかきむしったり、引き抜いたりするため、その部分の毛は抜けたり切れたりして、ひどくなるとその部分がはげてくる。かゆみがあって行うこともあり、何の原因もなく行うこともある。
PickUp!ヘアサロン
| 店舗名 | HAIR MAKE ism |
| 住所 | 千葉県千葉市中央区中央3-2-2 八田ビル2F・3F |
| 電話番号 | 043-222-5288 |
| 営業時間 | 10:00~21:00 |
| アクセス | JR千葉駅東口 徒歩5分 |
| 店舗名 | 【hair do】 西千葉店 |
| 住所 | 千葉県千葉市中央区春日2-9-15 |
| 電話番号 | 0120-043-244 |
| 営業時間 | カット受付:10:00am~7:00pm |
| アクセス | JR西千葉駅/京成みどり台駅 |